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笹子駅~滝子山登山(日帰り)

中央線沿線エリア
ナメ滝
中央線沿線エリア

滝子山たきごやまの麓から広がる景色は、登山愛好家にとってまさに絵画のよう。山梨県大月市にそびえ立つこの山は、標高1,620mの頂を誇り、三つの小ピークから成る山頂「三ツ丸」は、遠くからでもその姿を見分けやすい、まさに大菩薩南嶺の最南端のシンボルです。初狩駅から見上げれば、その壮大さに心が奪われること間違いなし。伝説を秘めた白縫神社がほど近くにあり、歴史を感じさせる一歩一歩が足を引き寄せます。登山ルートは挑戦的な急登を含むが、その分頂上からの達成感はひとしお。四時間の旅を経て、山の頂に立つとき、あなたは自然の真の壮大さを体感するでしょう。

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滝子山について

場所

山梨県大月市笹子町白野

標高

滝子山山頂1,615m
檜平1,336m
モチガ滝1,154m
笹子駅602m

特徴

  • 名前の通り、滝がとても多いので夏は涼しい。
  • 道証地蔵登山口(滝子山登山口)までは徒歩で約60分かかる。
  • 急傾斜、危険個所はほとんどない。
  • 秀麗富嶽十二景の山として指定されている。
  • 富士山の絶景ポイント。

アクセス

行き

JR新宿駅からJR笹子駅へ

出発
50分
新宿 時刻表
JR中央線快速 高尾行
乗換
約55分

高尾(東京都) 時刻表
JR中央本線 松本方面行
到着笹子

帰り

JR初狩駅からJR新宿駅へ

鉄道乗換
約50分
初狩 時刻表
JR中央本線 高尾方面行
乗換
約50分
高尾(東京都) 時刻表
JR中央線快速 新宿方面行
到着新宿

日程とコースタイム

※下山が藤沢経由になっていますが、実際は立河原経由です。
立河原経由は地図になかったため、藤原経由としています。

2015.08.01

JR笹子駅から滝子山山頂へ

出発
8:00
JR笹子駅
8:30稲村神社
8:45桜森林公園
9:00道証地蔵みちあかしじぞう登山口
9:30三丈の滝
9:50モチガ滝
10:00ナメ滝
10:50着
11:00出
滝子山山頂
11:20男坂・女坂分枝
11:30檜平ひのきだいら
13:00立河原バス停
到着
13:30
JR初狩駅
Total時間:約5時間30分
歩行距離:約14.2km

気象情報

日付場所天気気温
8.1笹子駅晴れ時々曇り30度
8.1滝子山山頂曇り時々晴れ26度

持ち物

今回使用した持ち物は以下です。

山行記録

JR笹子駅

8:00 笹子駅に到着しました。
ここからひとまず稲村神社を目指します。

JR笹子駅を背にして甲州街道を東に進むと、目の前に広がるのは静寂と緑の深呼吸が感じられる風景です。道路脇を縁取るように生い茂る稲穂は、初夏の太陽を浴びて輝き、風に揺れるその姿は、まるで緑の波のよう。遠くには山々のシルエットがぼんやりと重なり合い、この地の豊かな自然を物語っています。道沿いには電信柱が並び、静かな田園風景にほんのりと現代の息吹を加えているのが印象的。散歩するにも、心静かに自然を感じるにも絶好のルートです。甲州街道をただひたすらに東へ進むことは、日常を離れて、時の流れを忘れさせてくれる、そんな不思議な力があるようです。

© OpenStreetMap contributors 

滝子山の標識を左へ。

旧甲州街道

© OpenStreetMap contributors 

中央線のトンネルを抜けてこの場所(旧甲州街道)で右へ。しばらく進みます。

稲村神社

8:30 稲村神社で左へ。まっすぐ進みます。
ここからは桜森林公園を目指します。

© OpenStreetMap contributors 

この場所は左へ(北方向)。道なりに進みます。

ここは右側の道へ。

この写真に映し出された風景は、登山の旅の始まりを予感させます。左手には、滝子山へと続く道があり、その山々の緑が目指す頂に向かって静かに誘っています。右側には、旅の出発点である笹子駅があることを示しています。標識はただの道しるべではなく、冒険に対する招待状のようです。静かな田園風景と、そこを穿つように立ち上る山々のシルエットが交わるこの場所は、都会の喧騒を忘れさせ、自然との対話を約束してくれます。

© OpenStreetMap contributors 

9:35 中央自動車道を渡ります。
しばらく道なりに進み、桜森林公園を目指します。

道証地蔵登山口(桜森林公園を経由)

© OpenStreetMap contributors 道証地蔵登山口

9:00 桜森林公園を抜け、道証地蔵登山口から入山しました。

樹林帯の中を進みます。

滝子山の頂を目指す旅は、大鹿川に架かるこの古びた木製の橋から始まります。橋を渡る一歩一歩は、都会の喧騒から遠ざかり、自然の静寂に近づく歩みです。緑深いこの森の中で、橋はただひっそりと佇み、川の音だけが耳に残ります。太陽の光は木々の間を縫うように地面に斑点を作り出し、冒険の序章を照らしています。

徐々に滝が増えてきました。

標識を右へ。

三丈の滝

© OpenStreetMap contributors 三丈の滝

9:30 三丈の滝に到着しました。

沢沿いをそのまま進むルート(難路)と比較的安全な迂回路の分岐です。
沢沿いのほうが見どころがありそうなので、難路へ進みます。

難路といっても滑落するような危険個所はありません。

モチガ滝

© OpenStreetMap contributors モチガ滝

9:50 モチガ滝に到着しました。
水量が多く、迫力があります。

ナメ滝

© OpenStreetMap contributors ナメ滝

10:00 ナメ滝に到着しました。
このあたり地図上では悪路で歩きにくい場所とされています。

滝子山はその名の通り、滝の宝庫です。三丈の滝、モチガ滝、ナメ滝といった自然の造形美は、ここを訪れる者の心を奪います。滝の音は周囲の森に響き渡り、水しぶきが空気に冷たさを加え、真夏であってもこの場所は涼しく、心地よい避暑地となっています。

岩々に苔が生え、木々は水しぶきを浴びてより緑を深め、ここには時間がゆったりと流れるような感覚に包まれます。都会の喧噪を忘れさせるような、この静寂と涼しさは、滝子山ならではの魅力です。滝の周辺では、冷たい水の音に耳を傾けながら、思い思いの時間を過ごすことができます。

難路を選んで正解でした。

このあたりの傾斜はなだらかです。

山頂はもうすぐです。

白縫神社は、深い森に囲まれた小さな社で、伝説に彩られた歴史を有しています。この写真には、その静かなる場所が捉えられており、社が自然に溶け込んでいる様子が見て取れます。周囲は落ち葉で覆われ、静謐な雰囲気を醸し出しています。

源為朝とその妻、白縫姫が隠れ住んでいたという伝説は、この地に神秘的な響きをもたらします。彼らの物語は、時を越えて多くの人々に語り継がれ、訪れる者に想像力をかき立てるものがあります。神社には、そんな歴史の片鱗を今に感じさせる力が宿っているようです。

木々に囲まれた神社は、日本古来の信仰心と自然との調和の象徴であり、ここに足を踏み入れると、まるで時代を超えた旅をしているような感覚に陥ります。神聖な場所は今も変わらず、訪れる者に平和と落ち着きを提供しています。

山頂は右。

ここを登れば山頂です。

滝子山山頂

© OpenStreetMap contributors 滝子山山頂

10:50 滝子山山頂に到着しました。

標識には「滝子山」と書かれており、「標高1,620m」と刻まれています。背後には霞む山並みが広がり、天と地が触れ合うかのような壮大な眺望が広がっています。空気は清々しく、都会の喧騒から逃れた静寂が心地よい。地面には茶色い岩が散らばり、足元を固めると同時に、この地が長い年月をかけて形成された自然の産物であることを思い起こさせます。

結構ガスっていますが、条件がよければ富士山、八ヶ岳などがみえるはずです。

これから下山します。
下山は初狩駅方面に向かいます。

下山(男坂・女坂分枝)

11:20 男坂・女坂分枝に到着しました。

檜平

© OpenStreetMap contributors 檜平

11:30 檜平に到着しました。

初狩駅へ向かうには、立河原経由、藤沢経由の2通りがあるようです。
今回は立河原経由を選択します。
※立河原経由は道の状態が悪かったです(地図情報もない)。藤沢経由のほうがよいかもしれません。

下山ルートは沢も滝もなく、見どころは少ないです。

初狩駅まであと一息です。

初狩駅まで30分とのことです。

立河原バス停

© OpenStreetMap contributors 立河原バス停

13:00 立河原バス停に到着しました。
ここからJR初狩駅に向かいます。

JR初狩駅

13:30 初狩駅に到着しました。

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