水晶小屋は北アルプス中部の水晶岳の南肩、標高2,900mの地点に佇む魅力的な山小屋です。この小屋は北アルプスで最も小規模ながら、裏銀座登山道と読売新道が合流する要衝に位置しています。しかし、強風による危険を避けるため、キャンプ地は設けられていません。かつては何度も全壊を経験したが、2007年にようやく新築されました。悪天候の際には風が想像を絶するほど吹き荒れることがありますが、その厳しい環境こそが登山者の心を魅了する要素の一つと言えるでしょう。裏銀座コースの縦走路と水晶岳への登山道が交わる場所にあるため、多くの登山者が集まります。収容人数が少なく混雑しがちなため、グループ登山の際には事前に予約をすることがおすすめです。七倉温泉から野口五郎岳経由約12時間50分、水晶岳から下り約30分と、アクセスも様々な登山者にとって魅力的な場所となっています。
水晶小屋は厳しい環境の中にある小規模な山小屋でありながら、その魅力は登山者たちを惹きつけて止みません。北アルプスの美しい自然と挑戦の魅力を求めるなら、水晶小屋での一夜を体験してみる価値があるでしょう。
2024年夏季基本情報(営業期間、宿泊料金、予約サイトなど)
2024年の情報を掲載しており、営業スケジュール、予約サイト、宿泊料金、テント場の有無、標高、連絡先、山小屋の住所、地図などの情報が含まれています。この記事は最新情報を提供するよう努力していますが、内容が変更されることも考えられます。山に行く前には、必ず山小屋の公式ウェブサイトで最新の情報を確認することを強く推奨します。
施設名 | 読み方 | 予約開始 | 営業状況 | 営業開始 | 営業終了 | 1泊2食/円 | 1泊素泊まり/円 | テント泊/円/1人 | 収容人数 | 個室 | 乾燥室 | 更衣室 | 自炊室 | お風呂 | 電波 | 電話番号1 | 電話番号2 | テント場 | 幕営数(最大) | テント場予約 | 水場 | 外トイレ | 標高/m | 山域 | 公式URL | 備考 |
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水晶小屋 | すいしょうごや / suishogoya | 24/4/3(水) | 冬季休業 | 24/7/10(水) | 24/9/30(月) | 14,000 | 9,000 | - | 35 | なし | 雨天のみ | なし | 簡易 | なし | 確認中 | 0263-83-5735 | 050-8882-5833(予約) | なし | - | - | 確認中 | 確認中 | 2,900 | 裏銀座 | https://kumonodaira.net | - |
- 山小屋の宿泊は原則要予約です。
- 個室のある山小屋の場合、個室料金が別途必要になる場合があります。
- 宿泊プランが複数あるケースでは、低価格の料金プランの金額を記載しています。
※繁忙日は高くなる場合があるので、ご注意ください。 - 詳細は公式URLをご確認ください。
- 山小屋の一覧はこちらです。
- 4/3(水)より電話受付開始です。
- 名物は「力汁」です。
登れる主な山・日本百名山情報・山の標高
この山小屋(テント場)の周辺には、以下の素晴らしい山々があります。これらの山を訪れる際には、ぜひこの山小屋(テント場)を活用しましょう。利便性と快適さを兼ね備え、山へのアクセスが格段に便利になるため、登山体験がより充実したものになること間違いなしです。
山名 | 百名山 | 標高/m | 順位 |
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槍ヶ岳 | 日本百名山 | 3,180 | 5 |
水晶岳(黒岳) | 日本百名山 | 2,986 | 23 |
薬師岳 | 日本百名山 | 2,926 | 27 |
野口五郎岳 | 2,924 | 28 | |
鷲羽岳 | 日本百名山 | 2,924 | 29 |
真砂岳 | 2,861 | 43 | |
双六岳 | 2,860 | 44 | |
三ツ岳 | 2,845 | 47 | |
三俣蓮華岳 | 2,841 | 48 | |
烏帽子岳 | 2,628 | 116 |
利用される主な登山口(トイレ、水場、バス停有無など)
利用される主な登山口を以下に紹介します。登山の旅は、まず足を踏み入れるその一歩から始まります。これらの登山口は、美しい景色、多様なルート、そして自然との一体感を提供してくれる特別な場所となるでしょう。
※ 登山口をクリックするとアクセス方法が分かります。
登山口 | トイレ | 水場 | バス停 | 標高/m |
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高瀬ダム | あり | なし | なし | 1,270 |
アクセス(鉄道・バス)
山小屋、登山口へのアクセス方法をご紹介します。現時点では、主に関東地域からのアクセスが主要となります。鉄道とバスを利用する場合、季節や時間帯によって所要時間に変動があるので、事前にチェックが必要です。鉄道を使う場合、特定の駅を起点に、山小屋や登山道の最寄りの駅へのルートが一般的です。電車のタイムテーブルを参考にして、適切な時間に出発しましょう。一方、バスを利用する際は冬季に注意が必要です。寒さや積雪のため、バスの運行が中断されることがあります。冬の訪問を予定している方は、バスのスケジュール確認や代替交通手段の検討が重要です。安全な訪問のため、事前の情報収集と計画をしっかりと行いましょう。
※ 鉄道の運行日と時刻は公式サイトなどで必ず確認してください。紹介されている情報は一例に過ぎません。
JR新宿からJR松本駅へ | |
出発 | 新宿 |
約160分 | JR特急あずさ 松本行 時刻表(2024/05/21) |
到着 | 松本 |
JR新宿駅からJR松本駅まで「特急あずさ」を利用します。 |
JR松本駅からJR信濃大町駅へ | |
出発 | 松本 |
約55分 | JR大糸線 糸魚川行 時刻表(2024/05/22) |
到着 | 信濃大町 |
JR松本駅からJR信濃大町駅までは大糸線を利用します。 |
JR信濃大町駅から高瀬ダムへ | |
出発 | 信濃大町 |
約35分 | タクシー 料金・予約(2024/05/21) |
タクシー乗換 | 七倉山荘 |
約15分 | 乗合タクシーで高瀬ダムへ(要予約) |
到着 | 高瀬ダム |
JR信濃大町駅から七倉山荘まではタクシーを利用します。七倉山荘から高瀬ダムまではタクシーを利用します。高瀬ダムから各山小屋までは徒歩になります。 登山レポ(高瀬ダム→裏銀座) |
周辺の山小屋情報(2024年版)
周辺に点在する山小屋の情報です。これらの山小屋は、登山の疲れを癒やし、次の日の挑戦に備える場所として、登山家にとって欠かせない存在です。ここでは、それぞれの山小屋が持つ独自の魅力や、提供されるサービス、そして宿泊の詳細について情報を共有します。
山小屋(五十音順) | 予約開始 | 営業状況 | 営業開始 | 営業終了 | 1泊2食/円 | 1泊素泊まり/円 |
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奥黒部ヒュッテ | 予約 | 冬季休業 | 24/7/25(木) | 24/9/30(月) | 13,000 | 9,700 |
鏡平山荘 | 6/10以降 | 冬季休業 | 24/7/10(水) | 24/10/ | 14,000 | 9,500 |
双六小屋 | 6/10以降 | 冬季休業 | 24/7/10(水) | 24/10/ | 14,000 | 9,500 |
平乃小屋 | 0 | 冬季休業 | 24/7/ | 24/10/ | 10,000 | 7,000 |
七倉山荘 | 予約 | 営業中 | 24/4/16(火) | 24/11/ | 11,000 | 9,000 |
野口五郎小屋 | 予約 | 冬季休業 | 24/7/上 | 24/9/ | 13,000 | 9,000 |
三俣山荘 | 24/4/3(水) | 冬季休業 | 24/7/6(土) | 24/10/15(火) | 14,000 | 9,000 |
わさび平小屋 | 6/10以降 | 冬季休業 | 24/7/10(水) | 24/10/ | 11,000 | 7,500 |
周辺ギャラリー
山小屋の周辺には魅力的なスポットがたくさん広がっており、これらを写真と共に紹介します。山小屋周辺において、訪れる価値のある場所や活動を紹介し、山岳体験を提供できればと考えます。山小屋からの景観、周辺の山々、キャンプ場、近くを流れる沢や池、美味しい食事など、山の魅力を満喫するための情報を掲載しています。
水晶小屋では、特に2階の天井が低いため、頭をぶつけないように十分にご注意ください。ここからは、槍ヶ岳、野口五郎岳、表銀座の燕岳、大天井岳、そして常念岳など、素晴らしい山々が一望できます。特に槍ヶ岳は見事にそびえ立っています。さらに、高瀬ダムも、肉眼で見るには距離がありますが、見ることができます。水晶小屋周辺の景色は、登山者にとって魅力的な要素が満載です。
裏銀座の険しい道を一日かけて歩き、水晶小屋にようやく足を踏み入れました。疲れはあるものの、木造の暖かみある内装が心地よい安らぎを提供してくれます。リュックを下ろすと、それだけで一日の重みが軽くなるようです。ここの窓から見える星空は、都会では決して味わえない壮大なロマンを感じさせてくれるでしょう。今宵はこの小屋で、登山の疲れを癒やし、仲間との会話を楽しみながら、次の日のためのエネルギーを蓄えます。山の中の贅沢は、この穏やかな時間に他なりません。
雲海を切り裂くようにそびえ立つ槍ヶ岳の姿は、まさに大自然の芸術品ですね。左手に広がる表銀座の稜線が、まるで歴史ある道をたどるように連なり、それが槍ヶ岳に繋がる様子は、山々が織り成す一つの物語のよう。雲の切れ間からのぞく山頂の輝きが、今にも動き出しそうな生命力を感じさせます。
夕暮れの光が山々を照らし出し、表銀座の燕山荘が遠く小さく見えます。ここ水晶小屋からの眺めは、まるで絵画のような美しさを誇り、表銀座の全景が目の前に広がっています。山荘が点在する大パノラマは、登山者の心を惹きつける魅力に満ちています。山々に抱かれる小さな存在が、自然の壮大さと人の営みの脆さを同時に感じさせてくれるのです。夜の帳が下りる前のこの静寂な時間が、一日の疲れを忘れさせてくれますね。
野口五郎岳から烏帽子岳へと続く稜線を辿り、長い道のりを経て水晶小屋へと向かう道。山脈の緑と岩肌のコントラストが印象的なこの道は、登山者にとっては挑戦と達成感を同時に与えてくれるルートです。稜線はまるで天と地をつなぐかのように、大自然の雄大さを体全体で感じることができる場所。一歩一歩を踏みしめるごとに、自然との対話を楽しむことができます。そしてその先には、心からの休息を約束する水晶小屋が待っているのです。
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