合戦小屋のスイカは人生最高のスイカでした。
どんどん大きくなる「槍ヶ岳」。見どころたっぷりの表銀座縦走です。
表銀座
場所
燕岳 | 長野県安曇野市穂高牧 |
大天井岳 | 長野県松本市安曇 |
西岳 | 長野県松本市安曇 |
槍ヶ岳 | 長野県大町市平 |
標高・百名山・高さランキング
山名 | 百名山 | 標高/m | 順位 |
---|---|---|---|
槍ヶ岳 | 日本百名山 | 3,180 | 5 |
大天井岳 | 2,922 | 30 | |
燕岳 | 2,763 | 76 | |
西岳 | 2,758 | 78 |
周辺の山小屋
山小屋 | 営業期間 | 収容人数 | テント場 | 標高/m |
---|---|---|---|---|
大天井ヒュッテ | 7/9-10/15 | 80 | 2,650 | |
ヒュッテ西岳 | 7月上旬-10月上旬 | 28 | 2,680 | |
燕山荘 | 4/23-11/26 | 650 | 2,763 | |
合戦小屋 | 4月上旬-11月下旬 | – | 2,350 | |
大天荘 | 6/18-11/3 | 150 | 2,870 |
- 宿泊/テント場料金は?
- 温泉/風呂はある?
- 注意事項は?
などの詳細な情報は以下に記載しています。
コース
中房温泉から西岳山頂へ
2日目(2017.7.22)
中房温泉→燕岳
4日目(2017.7.24)
燕山荘→大天井岳
出発 5:50 | 燕山荘 大天井岳に向け出発 |
到着 10:00 | 大天荘 小屋情報 |
5日目(2017.7.25)
大天荘→大天岳山頂
出発 12:20 | 大天荘 悪天候のため停滞 |
到着 12:30 | 大天岳山頂 |
※3日目(2017.7.23)は悪天候のため燕山荘停滞
6日目(2017.7.26)
大天荘→ヒュッテ西岳
出発 5:00 | 大天荘 ヒュッテ西岳に向け出発 |
6:15 | 大天井ヒュッテ |
6:40 | ビックリ平 |
8:00 | 赤岩岳山頂 |
到着 9:10 | ヒュッテ西岳 |
7日目(2017.7.27)
ヒュッテ西岳→槍沢キャップ地(ババ平)
出発 5:30 | ヒュッテ西岳 槍ヶ岳山頂に向け出発 |
6:30 | 水俣乗越 |
到着 9:00 | 槍沢キャップ地(ババ平) |
特徴
- 合戦尾根は北アルプス三大急登の一つであり、厳しい。
- 合戦尾根のスイカが有名。
- 中房温泉のテント場は地熱がある。
- 燕山荘のテント場は早めに行かないと場所が確保できない。(40張)
アクセス
持ち物
今回使用した持ち物は以下です。
山行記録
JR穂高駅(7.21)
10:40 松本から大糸線で穂高駅に到着しました。
立派な駅です。
駅前もきれいに整備されています。
ここから中房温泉行のバスに乗ります。
中房温泉
12:20 中房温泉に到着しました。
本日は登らずテント泊します。
ここの特徴として温泉地であるため地熱があります。
この時期だとテント内が熱くて大変です。
寒い季節はぽかぽかで快適かもしれません。
こちらは宿泊施設ですね。
中房温泉(7.22)
5:00 中房温泉を出発し、燕岳山頂に向かいます。
5:55 第一ベンチ到着です。
6:20 第二ベンチ到着です。
7:00 第三ベンチ到着です。
合戦尾根は北アルプス三大急登の一つと言われますが、結構このベンチに救われます。
同じような山道が延々と続きます。
7:40 富士見ベンチ到着です。
富士山は残念ながら見えませんでした。
8:00 合戦小屋まであと10分。ようやくです。
あれが表銀座でしょうか。
合戦小屋
8:10 合戦小屋に到着しました。ピッタリ10分で到着です。さすがです。
まずは合戦小屋名物スイカです。これを食べなければ始まりません。
山で食べるスイカは想像を絶するおいしさです。
塩をかけると倍増です。
ついでに豚汁も食べました。
後で知ったのですが、うどんも名物のようです。うどんにすべきでしたね。
スイカを食べない人はいないのでは?と思わせるほど皆食べてゆきます。
8:30 合戦小屋を出発します。
合戦小屋を出発して10分くらい登ると槍ヶ岳がちょこっと顔を出しました。
8:40 更に登るとかなりしっかり見えてきました。
かなり登ってきました。
燕山荘まで1.3kmです。
あと一息ですね。
燕山荘が少し見えてきました。
が、見えてから結構長いです。
あと少し。
燕山荘
9:55 燕山荘に到着しました。
鷲羽岳、水晶岳などの裏銀座ががっつり見えます。
この時間だとテントの場所も十分確保できます。
続々と登山者が増えてゆきます。
燕山荘の人気は常にトップクラスですが、食べ物だけでなく、飲み物も充実しています。「メガ」サイズのビールは山小屋では初めて見ました。
登山者の多さからも人気の高さが伺えますね。
天気はだんだん下り坂のようです。
燕山荘は帝国ホテルのオーナーが設計したとあって立派です。
テント場もだいぶ混んできましたね。
天候がちょっと心配です。
燕岳の右側は餓鬼岳あたりでしょうか。
みんな一斉にカメラを構えました。有名人でもいるのでしょうか?
カメラの先にいたのはこちら、雷鳥ですね。しかも親子です。あまり人間に警戒心がないのでヒョコヒョコ人前に出てきます。山の人気者です。
13:30 遅くなりましたが、これから燕岳山頂に向かいます。
山頂付近は白い砂浜のような花崗岩です。
甲斐駒ヶ岳と同じですね。
14:00 あっという間に燕岳山頂です。
燕山荘方面です。こうして見るとやはり近いですね。
有名な「イルカ」です。ホシガラス?がとまっています。
高山植物の女王「コマクサ」です。
テント場に戻ってきました。
雲が多くなってきました。やはり下り坂のようです。
槍ヶ岳。まだまだ遠いですが、肉眼でもしっかり見えます。
17:00 夕食にします。ワイングラスは燕山荘で貸してくれます。
小屋とテント場の間をうろうろ散歩しています。
すっかり暗くなってきました。
表銀座初日の登山はこれで終了です。
燕山荘(7.24)
5:50 悪天候のため7月23日は燕山荘に停滞しました。
本日も回復していないのですが、ひとまず大天井を目指します。
視界も悪く登山者もいません。
6:40 大天井岳まで3.5kmの地点です。
こまくさです。
もう少しで大天荘のはずです。
大天荘
大天荘に到着しましたが、暴風雨の中でのテント張りが難航したため写真が撮れていません。
よううやく落ち着いたときに雷鳥に出会いました。
大天荘(7.25)
本日も悪天候のため大天荘に停滞します。
若干回復したので大天井岳の山頂に登ってみました。山頂までは10分ほどです。
12:30 大天岳山頂です。
本来ここからは槍ヶ岳がガッツリ見えるはずですが、残念ながら見えません。
大天井岳山頂からの大天荘です。
大天荘に戻ってきました。
大天荘(7.26)
5:00 少し太陽が出てきました。本日は西岳を目指します。
大天荘を後にします。
ここからしばらく2549mくらいまで下ります。
大天井ヒュッテが見えてきました。
雨はやみましたが、すっきりしませんね。
大天井ヒュッテ
6:15 大天井ヒュッテに到着しました。
大天井ヒュッテを通過すると「ビックリ平」という分枝がありました。
天気が今一のせいもあり、どこがビックリなのか分かりません。
ヒュッテ西岳まではまだまだです。
傾斜はなだらかです。
このあたりも本来であれば裏銀座がしっかり見えるんでしょうね。
通ってきた道を振り返ります。
天気が良ければとてもよいコースです。
8:00 ほぼ赤岩岳山頂です。
(赤岳岩山頂は気づきませんでした。標識が倒れている噂もあります)
ヒュッテ西岳まで1.3km。もう少しです。
少し傾斜が出てきました。
9:10 ヒュッテ西岳に到着しました。
小屋は過ぎていて、テント場へ向かう途中で振り返って撮影しています。
右側に道が見えますが、あの道から小屋に到着しました。
テントを設営しました。第一号です。
槍ヶ岳の方角ですが、相変わらず見えません。
真ん前にいるはずなのですが。。
だいぶテント場がうまってきました。
どこかの山岳部のようですね。
一時的に青空も見えましたが、すぐに雲に覆われます。
本日の登山は終了です。
明日は槍ヶ岳山頂を目指しますが、やはり天気は悪そうです。
ヒュッテ西岳(7.27)
5:30 本日も悪天候ですが、ひとまず槍ヶ岳へ向かいます。
槍沢キャップ地(ババ平)
9:00 突然、ババ平です。
東鎌尾根経由で槍ヶ岳山頂へ向かう予定でしたが、水俣乗越付近で土砂降りとなり、水俣乗越地点でやむなく下山することとしました。(下山した途端青空広がってます。。)
槍沢と合流するかたちで、ババ平まで到着しています。
今回の表銀座縦走はホロ苦デビューとなりましたが、まさに槍を見るための縦走路だということが分かりました。
近くで見れなかった分再挑戦したい気持ちが高まった山旅でした。
これから上高地へ向かいます。
コメント