北アルプスの息をのむような景色の中心に、まるで野外音楽堂のように山々に抱かれている涸沢ヒュッテ。この小屋は、標高2,309mの地点に位置し、周囲の山々との絶妙な調和を見せています。冬の雪崩にも負けない独特の構造を持つこのヒュッテは、まさに山岳写真や絵画のモチーフとしても人気。特に秋の紅葉シーズンには、「涸沢の紅葉見ずして穂高を語ることなかれ」と言われるほどの美しさが訪れる人々を魅了します。
奥穂高岳や涸沢岳といった北アルプスの穂高連峰への登山の拠点としても活用されるこのヒュッテでは、生ビールやおでんなどを楽しめる外売店が特に人気。登山の疲れを癒すのにぴったりなんです。朝食はサバの塩焼きや目玉焼きなどボリューム満点、夕食には豪華なとんかつやウナギの蒲焼きが登場します。
客室は新館の相部屋や本館の談話室、畳部屋と多彩。さらに、北アルプス最大のテント場も完備されていて、500張のテントを設営できるんです。営業期間は4月下旬から11月初旬までで、収容人数は180人。この涸沢ヒュッテは、ただ宿泊するだけでなく、自然と一体となる体験ができる特別な場所。都会の喧騒から離れて、山の静けさと壮大な景色に身を委ねてみてはいかがでしょうか。
2024年夏季基本情報(営業期間、宿泊料金、予約サイト、場所など)
2024年の情報を掲載しており、営業スケジュール、予約サイト、宿泊料金、テント場の有無、標高、連絡先、山小屋の住所、地図などの情報が含まれています。この記事は最新情報を提供するよう努力していますが、内容が変更されることも考えられます。山に行く前には、必ず山小屋の公式ウェブサイトで最新の情報を確認することを強く推奨します。
施設名 | 読み方 | 予約サイト(開始日) | 営業状況 | 営業開始 | 営業終了 | 1泊2食/円 | 1泊素泊まり/円 | テント泊/円/1人 | 収容人数 | 個室 | 乾燥室 | 更衣室 | 自炊室 | お風呂 | 電波 | 電話番号1 | 電話番号2 | テント場 | 幕営数(最大) | テント場予約 | 水場 | 外トイレ | 標高/m | 山域 | 公式URL | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
涸沢ヒュッテ | からさわひゅって / karasawahyutte | 24/4/25(木) | 営業中 | 24/4/27(土) | 24/11/3(日) | 14,000 | 9,500 | 2,000 | 140 | あり | あり | あり | あり | なし | ドコモ△,au〇,SB×,楽天△,公衆電話〇 | 0263-26-3212(事務所) | 090-9002-2534(直通) | あり | 500 | 不要 | あり | あり | 2,309 | 穂高連峰 | https://karasawa-hyutte.com | - |
- 山小屋の宿泊は原則要予約です。
- 個室のある山小屋の場合、個室料金が別途必要になる場合があります。
- 宿泊プランが複数あるケースでは、低価格の料金プランの金額を記載しています。
※繁忙日は高くなる場合があるので、ご注意ください。 - 詳細は公式URLをご確認ください。
- 全国の山小屋の一覧はこちらです。
- 山小屋周辺や山頂の絶景フォトギャラリーはこちらです。
- テント泊は予約不要です。
- テント持参の場合、マット・コンパネ板をレンタルできます。
- 上高地の西側、涸沢カールのモーレン上に建つ山小屋です。
- 昭和26(1951)年の開業以来、雪崩と闘いながら営業を続けています。
- 9月末の天気の安定する時期には全国各地から登山者が集まり、カラフルなテントが涸沢カールを彩ります。
- 建物は受付や食堂のある本館と別館、新館に分かれています。部屋は上下一体の2段になった相部屋や大部屋、畳1畳分のスペースが確保された個室もあります。
- 夏季限定の東大医学部診療所が設けられており、山岳遭難救助隊の話が聞けます。
- 宿泊者には無料で清水が提供され、流れる水は北穂沢からの伏流水です。
- 涸沢野営場は涸沢小屋との共同管理で、500張のテントが設置可能で、1泊の料金は2000円です。
天気 | 温度 (°C) | 湿度 (%) | 風速 (m/s) |
---|
日付 | 天気 | 最低気温/最高気温 (°C) | 降水確率 (%) |
---|
Powered by OpenWeatherMap
登れる主な山・日本百名山情報・山の標高
この山小屋(テント場)の周辺には、以下の素晴らしい山々があります。これらの山を訪れる際には、ぜひこの山小屋(テント場)を活用しましょう。利便性と快適さを兼ね備え、山へのアクセスが格段に便利になるため、登山体験がより充実したものになること間違いなしです。
山名 | 百名山 | 標高/m | 順位 |
---|---|---|---|
奥穂高岳 | 日本百名山 | 3,190 | 3 |
涸沢岳 | 3,110 | 8 | |
北穂高岳 | 3,106 | 9 | |
前穂高岳 | 3,090 | 11 | |
西穂高岳 | 2,909 | 31 |
アクセス(鉄道・バス)
山小屋、登山口へのアクセス方法をご紹介します。現時点では、主に関東地域からのアクセスが主要となります。鉄道とバスを利用する場合、季節や時間帯によって所要時間に変動があるので、事前にチェックすることをお勧めします。
※ 鉄道の運行日と時刻は公式サイトなどで必ず確認してください。紹介されている情報は一例に過ぎません。
JR新宿からJR松本駅へ | |
出発 | 新宿 |
約160分 | JR特急あずさ 松本行 時刻表(2024/09/07) |
到着 | 松本 |
JR新宿駅からJR松本駅まで「特急あずさ」を利用します。 |
JR松本駅から上高地へ | |
出発 | 松本 |
約30分 | 上高地線 新島々行 時刻表(2024/09/07) |
バス乗換 | 新島々 |
約150分 | アルピコ交通 上高地バスターミナル行 時刻表(2024/09/07) ※ 2023年は4月17日(月)~11月15日(水)までの運行です。 |
到着 | 上高地バスターミナル |
JR松本駅から新島々までは上高地線、新島々から上高地までまでアルピコ交通バスを利用します。上高地から各山小屋までは徒歩になります。 登山レポ1(上高地→槍沢→槍ヶ岳) 登山レポ2(上高地→涸沢→穂高岳) |
周辺の山小屋情報(2024年版)
周辺に点在する山小屋の情報です。これらの山小屋は、登山の疲れを癒やし、次の日の挑戦に備える場所として、登山家にとって欠かせない存在です。ここでは、それぞれの山小屋が持つ独自の魅力や、提供されるサービス、そして宿泊の詳細について情報を共有します。
山小屋(五十音順) | 予約サイト(開始日) | 営業状況 | 営業開始 | 営業終了 | 1泊2食/円 | 1泊素泊まり/円 |
---|---|---|---|---|---|---|
涸沢小屋 | 24/4/25(木) | 営業中 | 24/4/27(土) | 24/11/3(日) | 14,000 | 9,500 |
北穂高小屋 | 24/4/17(水) | 営業中 | 24/4/29(月) | 24/11/3(日) | 14,000 | 9,500 |
常念小屋 | 予約 | 営業中 | 24/4/27(土) | 24/11/4(月) | 15,000 | 10,000 |
岳沢小屋 | 1ヶ月前 | 営業中 | 24/4/27(土) | 24/11/3(日) | 14,000 | 9,500 |
蝶ヶ岳ヒュッテ | 24/4/1(月) | 営業中 | 24/4/25(木) | 24/11/3(日) | 14,000 | 10,000 |
西穂山荘 | 1ヶ月前 | 通年営業 | 24/1/1(月) | 24/12/31(火) | 14,000 | 10,000 |
穂高平小屋 | 0 | 営業中 | 24/7/15(月) | 24/10/14(月) | 素泊まりのみ | 5,000 |
穂高岳山荘 | 24/3/27(水) | 営業中 | 24/4/27(土) | 24/11/3(日) | 14,500 | 10,000 |
コメント