燕山荘は、燕岳の壮大な自然に抱かれた、100年以上の歴史を誇る山小屋です。この地で味わえるのは、まるでホテルのような上質なホスピタリティと、独自の魅力が溢れる滞在体験。中房温泉から約4時間の登山を経て、合戦尾根を越えると、そこには心地よい安らぎを提供する燕山荘があります。登山者にとっては、槍ヶ岳への旅の玄関口としても知られ、家族連れにも大人気。
燕山荘からの景観は、言葉では言い尽くせない美しさ。特に、夕日に染まるイルカ岩は、緑豊かなハイマツに囲まれた、この地ならではの絶景です。心を奪われるほどの景色に出会えるのは、ここでしか味わえない醍醐味。
さらに、燕山荘では様々なイベントや名物が楽しめます。夕食後の食堂では、燕岳の魅力を伝えるスライドショーがあり、オーナーによるアルペンホルンの演奏も。家族連れには、子どもたちが山頂を目指す間に、親が小屋でのんびりとケーキやコーヒーを楽しむ、そんな至福のひとときも提供されています。
燕山荘はただの宿泊施設ではなく、訪れる人々に特別な体験と思い出を提供する場所。豊かな自然、心温まるホスピタリティ、そして忘れられない景色と体験が、あなたを待っています。
燕山荘の2024年冬季基本情報(営業期間・宿泊料金・予約サイト・場所など)
2024年の情報を掲載しており、営業スケジュール、予約サイト、宿泊料金、テント場の有無、標高、連絡先、山小屋の住所、地図などの情報が含まれています。この記事は最新情報を提供するよう努力していますが、内容が変更されることも考えられます。山に行く前には、必ず山小屋の公式ウェブサイトで最新の情報を確認することを強く推奨します。
施設名 | 燕山荘 |
---|---|
読み方 | えんざんそう |
ローマ字 | enzansou |
予約サイト | 予約 |
営業状況 | 営業予定 年末年始営業:2024年12月24日 (火) 〜 2025年1月4日 (土) |
1泊2食料金 | 15,000円 |
1泊素泊まり料金 | 10,000円 |
テント泊料金/1人 | 2,000円 |
収容人数 | 650人 |
個室 | あり |
乾燥室 | あり |
更衣室 | 簡易 |
自炊室 | あり |
お風呂 | なし |
電波状況 | docomo: 〇, au: △, SoftBank: 〇, 楽天モバイル: ×, 公衆電話: × |
電話番号1 | 0263-32-1535(松本事務所) |
電話番号2 | 090-1420-0008(直通) |
テント場 | あり |
幕営数(最大) | 40 |
テント場予約 | 必要 |
水場 | 確認中 |
外トイレ | 確認中 |
標高 | 2704.9m |
山域 | 表銀座 |
公式URL | https://www.enzanso.co.jp |
備考 | 年末年始 |
- 山小屋の宿泊は原則要予約です。
- 個室のある山小屋の場合、個室料金が別途必要になる場合があります。
- 宿泊費は1泊1人あたりの基本プランの料金を記載しています。
- 宿泊費は平日や週末、繁忙期などで変動になる場合があります。
- 詳細は公式URLをご確認ください。
- 全国の山小屋の一覧はこちらです。
- 山小屋周辺や山頂の絶景フォトギャラリーはこちらです。
- クリスマス、年末年始営業あります。
- オーナーによるアルプホルンや山のお話が楽しめます。
- 中房温泉から日本三大急登のひとつ合戦尾根を登りきり4時間余りの行程で、槍ヶ岳へ向かう表銀座コースの玄関口でもあります。
- 燕岳直下の南側に建ち、360度の展望ですばらしい山荘です。
- 夕食後に談話を楽しんだり、日の出を眺めながらコーヒーを飲んだりできます。
- 山荘はヨーロッパの古城風の外観で、本館、別館、新館などの棟に分かれていて、650人収容できる大型の山小屋です。
- 部屋は大部屋、個室、2段ベッドの部屋があり、基本は相部屋です。個室利用はシーズンにより料金が異なります。
- 本館の食堂に隣接するサンルームは展望に恵まれ、宿泊者の憩いの場です。
- よく晴れた日なら屋外に設けられたテーブル席で夕焼けを眺めながら過ごせます。
- ポンプアップした水を使っていますが、すぐになくなる時もあるので、自分の水はあらかじめ補給しておく必要があります。
燕山荘近隣の山(日本百名山・山の標高など)
この山小屋(テント場)の周辺には、以下の素晴らしい山々があります。これらの山を訪れる際には、ぜひこの山小屋(テント場)を活用しましょう。利便性と快適さを兼ね備え、山へのアクセスが格段に便利になるため、登山体験がより充実したものになること間違いなしです。
- 燕岳 (距離: 0.8 km, 標高: 2763 m, 標高差: 58.1 m)
- 東天井岳 (距離: 5.2 km, 標高: 2814 m, 標高差: 109.1 m)
- 餓鬼岳 (距離: 5.6 km, 標高: 2647 m, 標高差: -57.9 m)
- 大天井岳 (距離: 4.1 km, 標高: 2922 m, 標高差: 217.1 m)
- 有明山 (距離: 5 km, 標高: 2268 m, 標高差: -436.9 m)
燕山荘近隣の登山口情報(トイレ・水場・バス停有無など)
利用される主な登山口を以下に紹介します。登山の旅は、まず足を踏み入れるその一歩から始まります。これらの登山口は、美しい景色、多様なルート、そして自然との一体感を提供してくれる特別な場所となるでしょう。
- 竹村新道入口 (距離: 3.1 km, 標高: 1416 m, 標高差: -1288.9 m)
- 燕岳登山口 (距離: 3 km, 標高: 1454 m, 標高差: -1250.9 m)
- 湯俣温泉登山口 (距離: 4.9 km, 標高: 1284 m, 標高差: -1420.9 m)
燕山荘までのアクセス情報(鉄道・バス)
山小屋、登山口へのアクセス方法をご紹介します。現時点では、主に関東地域からのアクセスが主要となります。鉄道とバスを利用する場合、季節や時間帯によって所要時間に変動があるので、事前にチェックすることをお勧めします。
※ 鉄道の運行日と時刻は公式サイトなどで必ず確認してください。紹介されている情報は一例に過ぎません。
最寄りの駅・バス停
- 中房温泉 (距離: 2.8 km, 標高: 1474.4 m, 標高差: -1230.4 m)
新宿から松本を経由し中房温泉へ(表銀座コース)
No. | 出発駅 | 到着駅 | 移動時間 | 行先 | 交通手段 | 種類 | 会社名 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 新宿 | 松本 | 160分 | 松本 | 特急あずさ | express train | JR東日本 |
2 | 松本 | 穂高 | 35分 | 糸魚川 | 大糸線 | train | JR東日本 |
3 | 穂高 | 中房温泉 | 35分 | 中房温泉 | 中房温泉行き定期バス | bus | 南安タクシー |
総移動時間: 3時間50分
燕山荘周辺3km以内にある山小屋
半径3km以内にある山小屋と山小屋までの距離、標高差などの情報を記載しています。距離は直線距離であり、登山道などの有無は考慮していないので、ご注意ください。
営業状況や宿泊費などの情報も掲載しています。
山小屋(五十音順) | 営業状況・予約 | 2食付き | 素泊まり |
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合戦小屋 | 冬季休業 現在営業していません | -円 | -円 |
中房温泉 | 営業予定 年末年始営業:2024年12月下旬 〜 2025年1月上旬 予約 | 12,250円 | - |
周辺ギャラリー
山小屋の周辺には魅力的なスポットがたくさん広がっており、これらを写真と共に紹介します。山小屋周辺において、訪れる価値のある場所や活動を紹介し、山岳体験を提供できればと考えます。山小屋からの景観、周辺の山々、キャンプ場、近くを流れる沢や池、美味しい食事など、山の魅力を満喫するための情報を掲載しています。
緑の息吹が満ちる登山道に立つ一つの標識。燕岳までの距離を告げるその木の指し示す先には、槍ヶ岳の尖塔が雲の上から威風堂々と聳え立っています。この道を歩む者にとって、その距離はただの数字以上の意味を持ちますね。それは冒険への誘いであり、自然との対話であり、そして心身の試練でもあるのです。さあ、残り2.3kmの道のり、気を引き締めて一歩ずつ踏み出しましょう。
燕山荘には、山の頂での食事だけでなく、豊富なドリンクメニューも楽しみの一つです。登山の疲れを癒す冷たい飲み物から、身体を温める温かい飲み物まで、様々なニーズに応えてくれます。そして、ここで目を引くのが「メガ」サイズの生ビール。山小屋でこのようなビッグサイズに出会えるとは、思わぬサプライズですよね。登頂の達成感を、心地よい泡と共に噛みしめることができる、そんな贅沢がここにはあるんです。
燕山荘周辺のテントスペースは特に人気があり、場所取りは一種の競争とも言えますね。早起きは三文の得とはよく言ったもので、素晴らしいロケーションを確保するためには、早めの行動が肝心です。北アルプス三大急登の一つ、合戦尾根を登り切った達成感とともに、自分のテントを設営できた時の喜びはひとしお。そんな小さな冒険も、登山の醍醐味の一つではないでしょうか。
霧に煙る燕岳山頂近く、緑豊かな尾根をたどると、ひと際目を引くのは彩り豊かなテント場です。そこは山と対話する人々の一時の宿。さらにその先に見えるのが、燕山荘。登山者にとっての憩いの場であり、挑戦を続ける力となる安息の地。山の厳しさとは裏腹に、温かな灯りと共に安らぎを提供してくれるその存在は、まさに高山のオアシスと言えるでしょう。
燕岳の斜面にて、名物とされるイルカ岩が登山者の目を楽しませています。岩の形がまるで海を泳ぐイルカのように見えるためにこの名がつけられたのでしょう。周囲の地面には、高山植物の宝庫とも言えるコマクサが点々と咲いており、荒々しい岩肌との対比がこの山特有の風景を際立たせています。遠くに見える燕山荘へと続く道は、まるでこの不思議な岩々を見守るような存在感で、登山者を静かに迎え入れているのです。自然が織り成すアートに、ただただ感嘆するばかりですね。
夕暮れ時の山々は、別世界のような静寂と神秘を纏います。右手にそびえる槍ヶ岳のシルエットが、日が落ちるにつれて幻想的な輪郭を描き出し、その姿はまるで夜の帳が下りるのを告げるかのよう。そして、燕山荘に灯る温かな光が、暗く冷たくなりがちな夜道にぬくもりと安心を与えてくれます。この光は、遠くからでも山荘が安全の拠点であることを示し、日中の疲れを癒やす夜の宿りを静かに約束しています。周囲を囲む雲海が、まるでこの場所だけが天上の楽園であるかのような錯覚に誘われますね。
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