八ヶ岳の厳冬期、自然の静けさと壮大な景色が心を捉える季節です。美濃戸口から始まるこの冒険は、雪に覆われた赤岳鉱泉へと続く道のりで、登山者に独特な体験を提供します。-9度から-15度の冷え込みの中、約6時間のトレッキングで約9.6kmを進み、夜は赤岳鉱泉で過ごす贅沢。翌日は約2.1時間で下山し、茅野駅へ。星空の下、氷点下の寒さの中でも感じる大自然の温もり。都会の喧騒から離れ、冬の八ヶ岳の静寂と美しさに身を委ねてみませんか?この冒険は、心身をリフレッシュさせるだけでなく、自然との新たな出会いを約束します。
八ヶ岳
場所
長野県諏訪郡富士見町立沢
標高・百名山・高さランキング
山名 | 百名山 | 標高/m | 順位 |
---|---|---|---|
赤岳 | 日本百名山 山梨百名山 | 2,899 | 33 |
硫黄岳 | 2,760 | 77 |
周辺の山小屋
山小屋 | 営業期間 | 収容人数 | テント場 | 標高/m |
---|---|---|---|---|
八ヶ岳山荘 | 通年 | 50 | 1,502 | |
赤岳鉱泉 | 通年 | 300 | 2,215 |
- 宿泊/テント場料金は?
- 温泉/風呂はある?
- 注意事項は?
などの詳細な情報は以下に記載しています。
コース
美濃戸口から赤岳鉱泉へ
1日目(2015.12.19)
美濃戸口→赤岳鉱泉→赤岩の頭
2日目(2015.12.20)
赤岳鉱泉→美濃戸口
出発 8:30 | 赤岳鉱泉 AM8:30出発 | |
10:00 | 美濃戸登山口 | |
到着 10:40 | 美濃戸口(八ヶ岳山荘) Total時間:約2.1時間 歩行距離:約6.4km |
特徴
- JR茅野駅から美濃戸口までのアクセスはよい(厳冬期でもバスがある)。
- 美濃戸口からのコースは危険箇所はほとんどない。
- 茅野駅周辺にコンビニ、ショッピングセンターあり。
- 山小屋が多いためトイレには困らない。
アクセス
気象情報
日付 | 場所 | 天気 | 気温 |
---|---|---|---|
12.19 | 美濃戸登山口 | 晴れ | -9度 |
12.19 | 赤岳鉱泉 | 晴れ | -15度(最低) |
12.20 | 美濃戸登山口 | 晴れ | -10度 |
12.20 | 赤岳鉱泉 | 晴れ | -15度(最低) |
持ち物
今回使用した持ち物は以下です。
山行記録
美濃戸口(12.19)
10:00 美濃戸口に到着しました。
このあたりはまだ雪は積もっていません。
11:20 美濃戸に到着しました。
横岳が見えてきました。
山頂はしっかり雪が積もってます。
積雪がありますが、この辺りではアイゼンは装着しなくてもなんとかなります。
もうすぐ赤岳鉱泉に到着します。
赤岳鉱泉
13:00 赤岳鉱泉に到着しました。
有名なアイスキャンディですね。
あれはアイスクライミングのアックスというやつでしょうか。
「カマキリ」と言ったりするようです。
あれとアイゼンだけで体重を支えられるのでしょうか。
15:00 時間がたっぷりあるので、少し硫黄岳方面に向かってみます。
赤岳が立派ですね。いつか雪山の時期に挑戦したいです。
真ん中は南アルプス甲斐駒ヶ岳でしょう。
赤岩の頭
15:20 赤岩の頭まで来てしまいました。
※これ以上は装備が不十分(特にアイゼンが軽アイゼン)で危険なため進みません。
硫黄岳です。
写真では伝わりませんが、風が強く非常に寒いです。
体感温度-20度くらいになるのではないでしょうか。
今まで経験したことのない温度です。
赤岳鉱泉に戻ります。
次回は装備をちゃんとして硫黄岳山頂に挑戦したいです。
赤岳鉱泉までの半分くらいの地点に来ました。
もうすぐ赤岳鉱泉です。
赤岳鉱泉の夕暮れ
アーベントロート(Abendrot)ってやつですね。ドイツ語で「夕焼け」の意味です。
かなり真っ赤に焼けています。
これを見るだけでもこの時期にここまで登ってきた価値があります。
現時点で-10度を超えてますが、テントは寒くないのでしょうか。
来年あたりテントデビューを予定しています。
赤岳鉱泉にはジェット機のエンジンのような暖房があり、廊下の端から端まですごいパワーで温めます。
超大型のドライヤーのような感じですね。
窓ガラスが凍り付いています。
外気は-10度を超えています。
赤岳鉱泉の夜
18:30 星空がきれいなので外に出てみました。
太陽のようですが、これは月です。
山は地上の光がないため月が出ていると昼間のように明るいです。
下界とは比べ物にならない星の量です。
手元の温度計は氷点下15度です。
赤岳鉱泉(12.20)
7:00 この時間は小屋に暖房が入らないため室内でも非常に寒いです。
室内でも手元の温度計は-10度になってました。
これから下山準備にとりかかります。
下山
8:30 赤岳鉱泉から下山します。
10:40 美濃戸口に到着し、茅野駅行きのバスに乗っています。
下界からも八ヶ岳がガッツリ見えますね。
茅野市市内からの八ヶ岳です。
これで2015年度の八ヶ岳は終了です。
来年以降はテント泊で挑戦する予定です。
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