冬の八ヶ岳、その静寂と雄大な自然が織りなす世界。美濃戸口から赤岳への旅は、まるで心の中の冒険心を呼び覚ますよう。このコースは、北沢を経由し、地蔵尾根からの下山というルートで、安全ながらも山の魅力を十分に堪能できる。美濃戸口へのアクセスの良さや、山小屋の多さも魅力の一つ。特に、文三郎尾根の階段を登るときの達成感は格別です。八ヶ岳の自然に抱かれながら、日常を忘れてのんびりとした時間を過ごす。そんな贅沢な時間を、あなたも体験してみませんか?
山情報
場所
長野県諏訪郡富士見町立沢
標高・百名山・高さランキング
山名 | 百名山 | 標高/m | 順位 |
---|---|---|---|
赤岳 | 日本百名山 山梨百名山 | 2,899 | 33 |
周辺の山小屋
山小屋 | 営業期間 | 収容人数 | テント場 | 標高/m |
---|---|---|---|---|
八ヶ岳山荘 | 通年 | 50 | 1,502 | |
赤岳鉱泉 | 通年 | 300 | 2,215 | |
行者小屋 | 6/4-10/30 | 150 | 2,350 |
- 宿泊/テント場料金は?
- 温泉/風呂はある?
- 注意事項は?
などの詳細な情報は以下に記載しています。
コース
美濃戸口から赤岳山頂へ
特徴
- JR茅野駅から美濃戸口までのアクセスはよい(バスの本数が比較的多い)。
- 美濃戸口からのコースは危険箇所はほとんどない。
- 文三郎尾根の頂上付近は延々と階段が続く。
- 地蔵尾根も危険箇所はほとんどない。
- 茅野駅周辺にコンビニ、ショッピングセンターあり。
- 山小屋が多いためトイレには困らない。
アクセス
気象情報
天気(美濃戸登山口) | 天気(赤岳山頂) | 気温(美濃戸登山口) | 気温(赤岳山頂) | |
---|---|---|---|---|
11.21 | 晴れ時々曇り | – | 10度 | – |
11.22 | – | 曇り時々晴れ | – | -5度 |
持ち物
今回使用した持ち物は以下です。
山行記録
美濃戸口から入り、北沢経由でまずは赤岳鉱泉を目指します。
美濃戸口
AM10:00 JR茅野駅からバスで美濃戸口まで来ました。目の前は八ヶ岳山荘です。
朝晩は0度前後になるそうです。こちらで食事をとり、登山口に向かいます。
登山口
AM10:40 ひとまず美濃戸をめざします。
このあたりはまだハイキングです。
やまのこ村です。やまのこ村が見えてくるともうすぐ美濃戸です。
赤岳山荘です。
美濃戸
AM11:30 美濃戸登山口に到着しました。今回は北沢経由でひとまず赤岳鉱泉を目指します。
北沢に入ります。
このあたりから沢に沿ってゆるやかな傾斜を延々と上ります。
既に八ヶ岳が見え初めています。川沿いの木道を進みます。
後一ヶ月もするとこのあたりも雪景色でしょうか。
横岳が見えてきました。
沢が赤茶色になってきました。鉱泉の温泉成分が溶けて流れているのでしょうか?
かなり赤茶色です。
そろそろ赤岳鉱泉に到着すると思われます。
このあたりでも標高2,220m程あります。朝晩は氷点下になるのでしょう。
赤岳鉱泉
PM12:50 赤岳鉱泉に到着しました。本日はこちらに宿泊します。到着時間が早いため、受付を済ませ、行者小屋までハイキングしようと思います。
赤岳鉱泉から行者小屋は約40分程と近いです。多少の登りはありますが、高低差はさほどありません。
直ぐに赤岳が全開です。
行者小屋
PM1:50 行者小屋に到着しました。行者小屋自体は営業期間外ですが、テント泊は可能なんですね。しばらくぶらついてから赤岳鉱泉に戻ります。
中山尾根展望台
赤岳鉱泉と行者小屋の中間地点付近の高台に「中山尾根展望台」という場所がありました。
赤岳、横岳、硫黄岳、阿弥陀岳等全て見渡せます。
人はだれも居ません。以外と知られていない場所なのでしょうか。
赤岳と中岳
左から赤岳、中岳、阿弥陀岳です。
南アルプスか中央アルプスあたりでしょうか。
まだPM3:30ですが、薄暗くなってきました。休憩後に赤岳鉱泉に向かいます。
赤岳鉱泉に戻ってきました。時間はたっぷりあるので周辺をうろうろします。
今夜の夕食はステーキだそうです。ホテル並みに豪華です。
小屋の外でバーベキューする人も沢山いました。皆さん好き勝手に飲んだり食べたりしてました。
こんなものまであります。どうやらこれが一ヶ月後あたりに「アイスキャンディ」になるようです
すっかり夜になりました。
テント泊も楽しそうですが、寒さは大丈夫なんでしょうか。
消灯はPM9:00です。本日はこれで終了です。明日は早朝から赤岳に登ります。
2日目(赤岳鉱泉→行者小屋→山頂)
22日 AM4:40 赤岳鉱泉を出発します。辺りは真っ暗でライトがないと歩けません。気温は約0度。これから行者小屋を経由して赤岳に向かいます。
昨日立ち寄った「中山尾根展望台」です。
AM6:00 行者小屋を通過し、ここから赤岳を目指します。
文三郎尾根
ようやく明るくなってきました。文三郎尾根の階段地獄が始まりました。
望遠レンズなので近く見えますが、はるか先の赤岳と中岳、阿弥陀岳間の稜線との合流地点です。
AM6:40 急な階段が延々と続きます。
中岳、阿弥陀岳です。
行者小屋が小さくなってきました。それにしても本日は時期と時間が早いためかだれもいません。
横岳、硫黄岳方面です。晴れてはいませんが、視界はよいです。
ようやくこの階段も終わりです。
文三郎尾根分枝
赤岳と中岳、阿弥陀岳間の稜線との合流地点(文三郎尾根分枝)まであと少しです。
AM6:45 合流地点に到着しました。目の前は権現岳です。権現岳の向こうは北岳、甲斐駒ケ岳、鳳凰三山等の南アルプスでしょう。
もうすぐ頂上です。
赤岳山頂
AM7:20 頂上に到着しました。阿弥陀岳がくっきり見えます。もう少し視界が良ければ右上あたりに北アルプスの穂高や槍ヶ岳等が見えるはずです。
南アルプス方面です。
茅野方面です。
雲海の先に富士山が見えました。こちらも天気がよければ左側に金峰山、大菩薩嶺等が見えるはずです。
横岳、硫黄岳方面です。右下に赤岳展望荘が小さく見えます。
気温は氷点下5度。強風のため体感温度は更に低いです。
赤岳頂上山荘の隅に雪が少し残っています。
AM8:00 これから地蔵尾根経由で下山します。
AM8:30 赤岳展望荘からの赤岳です。
赤岳頂上山荘です。ここの斜面は非常に急です。
赤岳展望荘を離れます。
AM8:50 「地蔵の頭」に到着しました。
地蔵尾根から下山
地蔵尾根経由で行者小屋、赤岳鉱泉に向かいます。
地蔵尾根の傾斜はさほどきつくはありません。文三郎尾根より赤岳がよく見えますね。
AM9:50 行者小屋に到着しました。
赤岳鉱泉はもうすぐです。
AM10:50 赤岳鉱泉に到着しました。こちらで食事をとり、一揆に下山します。
赤岳鉱泉を出発してから1時間程経ちました。北沢も終盤です。もうすぐ美濃戸です。
PM12:30 美濃戸に到着しました。
赤岳山荘を通過し、美濃戸口へ向かいます。
PM1:10 美濃戸口に到着しました。PM1:20発の茅野行きのバスに乗れそうです。
PM2:00 茅野駅に到着しました。本日はこれで終了です。
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