八ヶ岳の豊かな自然を背景に佇むしらびそ小屋は、まさに登山愛好者にとっての隠れ家。2時間ほどの心地よいトレッキングの先に、みどり池のほとりにひっそりとその存在を誇示しています。その周りをしらびその森が取り囲む姿は、都会の喧騒を忘れさせてくれるようなアットホームな雰囲気を放っています。
窓を開ければ、天狗岳の東壁が目の前に広がる絶景が。その壮大な風景と、室内から聞こえる薪ストーブの心地よい音。さらに窓辺で遊ぶ小鳥たちの姿は、日常からの一時的な逃避を求める者たちにとって、まさに贅沢の時間を提供してくれます。
この小屋は特に女性たちからの高評価が多く、その理由の一つが名物「厚切りトースト」。しかし、その魅力は食事だけに留まりません。夏には清々しい登山、冬には雪山ハイクと、四季折々のアクティビティを楽しむことができます。多くの登山者が、山の魅力を更に深く味わいたいと、しらびそ小屋を訪れます。
最後に、しらびそ小屋は、ただの休憩所ではありません。それは、山愛好家のための楽園、心のオアシスと言える場所。次回の山行の際には、美味しいトーストを片手に、天狗岳の景色を堪能しながら、心温まる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
2024年夏季基本情報(営業期間、宿泊料金、予約サイト、場所など)
2024年の情報を掲載しており、営業スケジュール、予約サイト、宿泊料金、テント場の有無、標高、連絡先、山小屋の住所、地図などの情報が含まれています。この記事は最新情報を提供するよう努力していますが、内容が変更されることも考えられます。山に行く前には、必ず山小屋の公式ウェブサイトで最新の情報を確認することを強く推奨します。
施設名 | 読み方 | 予約サイト(開始日) | 営業状況 | 営業開始 | 営業終了 | 1泊2食/円 | 1泊素泊まり/円 | テント泊/円/1人 | 収容人数 | 個室 | 乾燥室 | 更衣室 | 自炊室 | お風呂 | 電波 | 電話番号1 | 電話番号2 | テント場 | 幕営数(最大) | テント場予約 | 水場 | 外トイレ | 標高/m | 山域 | 公式URL | 備考 |
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しらびそ小屋 | しらびそこや / shirabisokoya | 予約 | 通年営業 | 24/1/1(月) | 24/12/31(火) | 10,500 | 7,000 | 1,500 | 20 | あり | なし | なし | 簡易 | なし | 確認中 | 0267-96-2165 | 090-4739-5255(現地) | あり | 10 | 不要 | あり | あり | 2,040 | 南八ヶ岳 | https://shirabisogoya.com | - |
- 山小屋の宿泊は原則要予約です。
- 個室のある山小屋の場合、個室料金が別途必要になる場合があります。
- 宿泊プランが複数あるケースでは、低価格の料金プランの金額を記載しています。
※繁忙日は高くなる場合があるので、ご注意ください。 - 詳細は公式URLをご確認ください。
- 全国の山小屋の一覧はこちらです。
- 山小屋周辺や山頂の絶景フォトギャラリーはこちらです。
- 稲子湯から徒歩2時間余りのミドリ池の畔に建つ小さな小屋です。
- みどり池入口から約2時間です。
- 水曜日と木曜日は定休日となります。
- 薪ストーブで焼く、名物の「厚切りトースト」は女性に人気です。宿泊者限定です。
- この小屋からは天狗岳東壁の頂が遠望でき、そこを目指す登山者が多いです。
- 山荘内では薪ストーブが迎えてくれ、食堂の窓越しにリスやゴジュウカラといった小鳥が餌を食べに来る姿を鑑賞することができます。
- 部屋は基本相部屋での利用ですが、1室だけ個室があります。
- 食事は地元の食材を使ったものです。
- 水は沢の水を引いています。
天気 | 温度 (°C) | 湿度 (%) | 風速 (m/s) |
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日付 | 天気 | 最低気温/最高気温 (°C) | 降水確率 (%) |
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登れる主な山・日本百名山情報・山の標高
この山小屋(テント場)の周辺には、以下の素晴らしい山々があります。これらの山を訪れる際には、ぜひこの山小屋(テント場)を活用しましょう。利便性と快適さを兼ね備え、山へのアクセスが格段に便利になるため、登山体験がより充実したものになること間違いなしです。
山名 | 百名山 | 標高/m | 順位 |
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硫黄岳 | 2,760 | 77 | |
天狗岳 | 2,646 | 109 | |
根石岳 | 2,603 | 127 |
しらびそ小屋のコース情報
山小屋までのコース情報を紹介します。徐々に掲載予定であり、現在は一部のみの紹介となります。以下は3分以内の短い動画です。音声はありません。
利用される主な登山口(トイレ、水場、バス停有無など)
利用される主な登山口を以下に紹介します。登山の旅は、まず足を踏み入れるその一歩から始まります。これらの登山口は、美しい景色、多様なルート、そして自然との一体感を提供してくれる特別な場所となるでしょう。
※ 登山口をクリックするとアクセス方法が分かります。
登山口 | トイレ | 水場 | バス停 | 標高/m |
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稲子湯 | なし | なし | あり | 1,500 |
本沢温泉入口 | なし | あり | なし | 1,555 |
アクセス(鉄道・バス)
山小屋、登山口へのアクセス方法をご紹介します。現時点では、主に関東地域からのアクセスが主要となります。鉄道とバスを利用する場合、季節や時間帯によって所要時間に変動があるので、事前にチェックすることをお勧めします。
※ 鉄道の運行日と時刻は公式サイトなどで必ず確認してください。紹介されている情報は一例に過ぎません。
JR新宿から稲子湯へ | |
出発 | 新宿 |
約120分 | JR特急あずさ 松本行 時刻表(2024/09/07) |
鉄道乗換 | 小淵沢 |
約60分 | JR小海線 小諸行 時刻表 |
タクシー乗換 | 松原湖 |
約10分 | タクシー |
到着 | 稲子湯 |
JR新宿駅からJR小淵沢駅まで「特急あずさ」を利用し、JR小海線に乗換ます。「稲子湯」から各山小屋までは徒歩となります。 ※ JR小海駅からバス(松原湖線)を利用し、「稲子湯」で下車する方法もあります。 登山レポ(稲子湯旅館→オーレン小屋) |
バスは「みどり池入り口」で下車する方法もあります。
周辺の山小屋情報(2024年版)
周辺に点在する山小屋の情報です。これらの山小屋は、登山の疲れを癒やし、次の日の挑戦に備える場所として、登山家にとって欠かせない存在です。ここでは、それぞれの山小屋が持つ独自の魅力や、提供されるサービス、そして宿泊の詳細について情報を共有します。
山小屋(五十音順) | 予約サイト(開始日) | 営業状況 | 営業開始 | 営業終了 | 1泊2食/円 | 1泊素泊まり/円 |
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稲子湯旅館 | 予約 | 通年営業 | 24/1/1(月) | 24/12/31(火) | 9,870 | 5,000 |
黒百合ヒュッテ | 予約 | 通年営業 | 24/1/1(月) | 24/12/31(火) | 8,800 | 5,500 |
本沢温泉 | 予約 | 通年営業 | 24/1/1(月) | 24/12/31(火) | 12,000 | 9,000 |
周辺ギャラリー
山小屋の周辺には魅力的なスポットがたくさん広がっており、これらを写真と共に紹介します。山小屋周辺において、訪れる価値のある場所や活動を紹介し、山岳体験を提供できればと考えます。山小屋からの景観、周辺の山々、キャンプ場、近くを流れる沢や池、美味しい食事など、山の魅力を満喫するための情報を掲載しています。
しらびそ小屋から見るみどり池の姿は、冬の静けさを映し出しています。雪に覆われた屋根と凍った池は、冬山の厳しい環境を物語っています。しかし、その中にも山小屋の温かな避難所としての役割や、雪景色の美しさが感じられます。この場所は、冬の登山をする人々にとっては、寒さをしのぎ、一息つくための大切な場所。周囲を囲む木々に積もる雪が、季節の移ろいと山の静寂を感じさせてくれるでしょう。
しらびそ小屋の前に広がるみどり池は、厳冬期には一面の氷に覆われ、冬の静謐な美しさを見せています。道標が示す「夏沢峠」「中山峠」という文字は、この小屋が登山ルート上の重要な休憩所であることを教えてくれます。雪に包まれたこの静かな場所は、冬山を歩く人々にとって一時の安らぎを提供し、自然の過酷さとは対照的な穏やかな時間をもたらします。ここからの旅は、寒さの中でさらなる美しい景色や冒険を求めて続いていくのです。
冬の訪れを告げる雪化粧を纏った標識が、山岳風景の静けさと寂寥感を演出しています。標高2,097メートルの地点に立つこの木製の看板は、重厚感ある歴史を感じさせ、訪れる者に山の厳しさと美しさを同時に語りかけています。雪に覆われたみどり池の湖面は、冬の長い眠りについているかのよう。周囲の木々も雪の重みに身を任せ、冬山の厳しい気候に耐える強さと、自然の移ろいに寄り添うしなやかさを見せています。
しらびそ小屋からの小道を進むと、ひっそりと立つ道標が旅人を迎えてくれます。積もった雪の上には足跡が重なり、前を行く者たちの冒険が感じられます。本沢温泉、中山峠、みどり池へと続くこの分岐点は、まるで自然の中の交差点。針葉樹に囲まれたこの地点は、まさに白銀の世界にひとときの静寂をもたらしており、冬山を訪れる者にとっては、次なる目的地への期待を膨らませる一瞬です。さあ、どの道を選ぶ?その一歩が新たな景色と出会いを約束してくれます。
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