南八ヶ岳の麓、自然豊かな長野県茅野市に構える赤岳鉱泉。この山小屋は、まさに八ヶ岳登山のハブとしての役割を果たしています。一年中営業し、特に冬のベースキャンプとしての人気は高いです。初心者から上級者まで楽しめるアイスクライミング施設もあって、冬山の魅力がぎゅっと詰まっています。
食事もまた、ここの自慢。夕食に出される「鉄鍋ステーキ」は、豚汁やサラダ、果物と共に提供され、特に豚汁の味が絶品だと評判です。朝食には、焼き魚を始めとした品々が並び、一日の活力をしっかりチャージしてくれます。
疲れた体を癒すのにぴったりなのが、山小屋にある檜風呂。ただし、温泉は夏季限定での営業なので、訪れる時期には要注意です。また、談話室では様々な雑誌や本が揃い、リラックスタイムを過ごすのに最適。赤岳鉱泉の姉妹小屋である行者小屋とはまた異なる、賑やかでエンターテイメントに満ちた雰囲気が楽しめます。
アクセス面でも便利で、美濃戸口からのルートは初心者にもお勧め。そして、赤岳鉱泉のすぐそばには、八ヶ岳の主峰、標高2,899mの赤岳がそびえ立ち、西側には阿弥陀岳も。この絶景を眺められるのも、赤岳鉱泉の大きな魅力の一つです。
都会の喧騒を忘れ、自然に囲まれた山小屋で心地よい時間を過ごす。登山の拠点としても、癒しの場としても、赤岳鉱泉はまさに理想的な選択肢。山の魅力を存分に味わいたい方には、ぜひ訪れていただきたい場所ですね。
基本情報(2023年冬季)
2023年の情報を掲載しており、営業スケジュール、宿泊料金、キャンプ場の有無、標高、連絡先などが含まれています。この記事は最新情報を提供するよう努力していますが、内容が変更されることも考えられます。山に行く前には、必ず山小屋の公式ウェブサイトで最新の情報を確認することを強く推奨します。
山小屋 | 営業状況 | 営業開始 | 営業終了 | 1泊2食/円 | 1泊素泊まり/円 | テント泊/円/1人 | 収容人数 | 個室 | 乾燥室 | 更衣室 | 自炊室 | テント場 | 幕営数(最大) | お風呂 | 電話番号1 | 電話番号2 | 標高/m | 備考 | 山域 | 公式URL | テント場予約 | 水場 | 外トイレ | 電波 |
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赤岳鉱泉 | 通年営業 | 23/1/1(日) | 23/12/31(日) | 12,000 | 9,000 | 2,000 | 300 | あり | あり | あり | あり | あり | 150 | あり(温泉) | 090-4824-9986(小屋直通) | 0266-62-8100 | 2,215 | 温泉は夏場のみ | 南八ヶ岳 | https://www.akadakekousen.jp/akadakekousen | 不要 | あり | あり | 確認中 |
- テント料金は1人1張のケースです。
- 宿泊は原則要予約です。
- 個室の場合、個室料金が別途必要になる場合があります。
- 宿泊プランが複数あるケースでは、低価格の料金プランの金額を記載しています。
- 飲水は宿泊者無料です。
- 詳細は公式URLをご確認ください。
- 山小屋の一覧はこちらです。
- テント場は予約不要です。
- 檜風呂は夏季限定となります。
- 名物は夕食のステーキです。
アクセス(鉄道・バス)
山小屋へのアクセス方法をご紹介します。現時点では、主に関東地域からのアクセスが主要となります。アクセスには主に鉄道とバスを使いますが、季節や時間帯によって所要時間に変動があるので、事前にチェックが必要です。鉄道を使う場合、関東からは特定の駅を起点に、山小屋最寄りの駅へのルートが一般的です。電車のタイムテーブルを参考にして、適切な時間に出発しましょう。一方、バスを利用する際は冬季に注意が必要です。寒さや積雪のため、バスの運行が中断されることがあります。冬の訪問を予定している方は、バスのスケジュール確認や代替交通手段の検討が重要です。安全な訪問のため、事前の情報収集と計画をしっかりと行いましょう。
※ 鉄道の運行日と時刻は公式サイトなどで必ず確認してください。紹介されている情報は一例に過ぎません。
JR新宿駅からJR茅野駅へ | |
出発 | 新宿 |
約140分 | JR特急あずさ 松本行 時刻表(2023/12/08) |
到着 | 茅野 |
JR新宿駅からJR茅野駅まで「特急あずさ」を利用します。 |
JR茅野駅から美濃戸口へ | |
出発 | 茅野 |
約40分 | アルピコ交通 美濃戸口行 美濃戸口線 JR茅野駅から徒歩1分 4番のりば |
到着 | 美濃戸口 |
JR茅野駅から美濃戸口までのバスによる経路です。美濃戸口から各山小屋までは徒歩で美濃戸を経由します。 登山レポ(厳冬期の美濃戸口→赤岳鉱泉) 登山レポ(厳冬期の美濃戸口→赤岩の頭) 登山レポ(冬の美濃戸口→赤岳) 登山レポ(秋の美濃戸口→赤岳、阿弥陀岳) |
周辺ギャラリー
山小屋の周辺には魅力的なスポットがたくさん広がっており、これらを写真と共に紹介します。山小屋周辺において、訪れる価値のある場所や活動を紹介し、山岳体験を提供できればと考えます。山小屋からの景観、周辺の山々、キャンプ場、近くを流れる沢や池、美味しい食事など、山の魅力を満喫するための情報を掲載しています。
赤岳鉱泉とアイスキャンディー

八ヶ岳の麓で、冬の訪れを告げるかのように、アイスクライミングの愛好家たちが集う人口氷壁「アイスキャンディ」が姿を現します。寒さをものともせず、一面の白銀の世界に青やオレンジのジャケットが映える光景は、まさに冬山の魔法のよう。その背後にそびえるのは、標高2,899mの赤岳。厳しい自然の中でのチャレンジは、登攀する人々の息遣いを一層力強く感じさせます。この壁に挑む者たちの勇姿は、見るものに冒険心を掻き立てることでしょう。
赤岳鉱泉のテント場

雪に覆われた森の中、冒険を求める心をくすぐる最大約300張りのテントが、冬の静寂に彩りを加えています。大きな広場から続くサイトには、様々な色のテントが点在し、まるで冬山を愛する人々の秘密基地のよう。彼らの幕営はただの宿泊地ではなく、次なる登攀への熱意と準備を象徴しています。氷壁を背にしたこの場所は、登山家たちの交流の場となり、共に冬の山を楽しむ仲間意識を深めていくのです。
赤岳鉱泉からの展望

夕焼けが山々を赤く染める光景は、まさに大自然の絵画です。横岳の頂が夕日に照らされ、その標高2,830mの威厳ある姿が、真っ赤に焼けたかのように映えています。登山家たちが集うこの場所では、日々の疲れを忘れさせるような、そんな息をのむような美しさが広がっています。自然の驚異を目の当たりにし、山の魅力に改めて心打たれる瞬間です。

山々を静かに見守る満天の星空が、八ヶ岳の夜を神秘的に照らし出しています。星々がきらめくこの光景は、日中の活動に疲れた身体に穏やかな癒しをもたらし、明日への活力をチャージしてくれます。星がちりばめられたこの壮大なステージの下で、山々は夜の帳に包まれ、静寂の中にも生命の脈動を感じさせてくれるのです。
周辺の山小屋
山小屋(五十音順) | 営業状況 | 営業開始 | 営業終了 | 1泊2食/円 | 1泊素泊まり/円 | テント場 |
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赤岳頂上山荘 | 冬季休業 | 23/7/15(土) | 23/10/22(日) | 12,000 | 9,000 | なし |
赤岳天望荘 | 年末年始 | 23/4/1(土) | 23/11/4(土) | 13,000 | 10,500 | なし |
行者小屋 | 冬季休業 | 23/6/3(土) | 23/10/28(土) | 12,000 | 9,000 | あり |
美濃戸山荘 | 冬季休業 | 23/4/1(土) | 23/10/14(土) | 10,000 | 7,500 | なし |
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