南アルプス北部の荘厳な山々への登山口、北沢峠。その頂にそびえ立つ山小屋、長衛小屋は、竹沢長衛氏によって1930年に創設され、山小屋のなかでも最も古い歴史を誇ります。岩壁には長衛氏のレリーフが彫られ、冒険家たちに勇気と尊敬を語りかけます。登山後、欠かすことのできないビールは、エビスビールの樽生が用意され、疲れた体と心を癒す存在となっています。談話スペースには薪ストーブが備えられ、数多くの本や雑誌がびっしりと整然と並ぶ本棚が立ち並びます。夕食には地元信州の上質な肉や野菜、そして豊かな米を使った料理が献され、利用者目線に立った細やかなサービスが、長衛小屋の居心地の良さを形作っています。冒険者たちにとって、この山小屋は究極の拠点となることでしょう。ここから広がる壮大な自然との対話が、真のアドベンチャーを紡いでいくのです。
長衛小屋は歴史と共に築き上げられた魅力が詰まった場所です。竹沢長衛氏の精神が息づくこの小屋は、登山家たちにとって安らぎと勇気をもたらす特別な存在なのです。日々の喧騒を忘れ、豊かな自然に囲まれて心の洗濯をするなら、長衛小屋への訪れがおすすめです。
2024年夏季基本情報(営業期間、宿泊料金、予約サイトなど)
2024年の情報を掲載しており、営業スケジュール、予約サイト、宿泊料金、テント場の有無、標高、連絡先、山小屋の住所、地図などの情報が含まれています。この記事は最新情報を提供するよう努力していますが、内容が変更されることも考えられます。山に行く前には、必ず山小屋の公式ウェブサイトで最新の情報を確認することを強く推奨します。
施設名 | 読み方 | 予約開始 | 営業状況 | 営業開始 | 営業終了 | 1泊2食/円 | 1泊素泊まり/円 | テント泊/円/1人 | 収容人数 | 個室 | 乾燥室 | 更衣室 | 自炊室 | お風呂 | 電波 | 電話番号1 | 電話番号2 | テント場 | 幕営数(最大) | テント場予約 | 水場 | 外トイレ | 標高/m | 山域 | 公式URL | 備考 |
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長衛小屋 | ちょうえいこや / choeikoya | 24/4/1(月) | 冬季休業 | 24/6/15(土) | 24/11/4(月) | 10,100 | 6,800 | 1,000 | 27 | なし | あり | あり | 対応可能 | あり | 確認中 | 090-2227-0360(期間内) | 090-8485-2967(期間外) | あり | 200 | 不要 | あり | 確認中 | 1,990 | 甲斐駒ヶ岳 | https://choei.ashiyasu.com | - |
- 山小屋の宿泊は原則要予約です。
- 個室のある山小屋の場合、個室料金が別途必要になる場合があります。
- 宿泊プランが複数あるケースでは、低価格の料金プランの金額を記載しています。
※繁忙日は高くなる場合があるので、ご注意ください。 - 詳細は公式URLをご確認ください。
- 山小屋の一覧はこちらです。
- 北沢峠から徒歩5分。非常に利便性が高い山小屋です。
- テント泊は予約不要です。
- 水は無料で豊富にあります。
- 年末年始営業します。
登れる主な山・日本百名山情報・山の標高
この山小屋(テント場)の周辺には、以下の素晴らしい山々があります。これらの山を訪れる際には、ぜひこの山小屋(テント場)を活用しましょう。利便性と快適さを兼ね備え、山へのアクセスが格段に便利になるため、登山体験がより充実したものになること間違いなしです。
山名 | 百名山 | 標高/m | 順位 |
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仙丈ヶ岳 | 日本百名山 山梨百名山 | 3,033 | 18 |
甲斐駒ヶ岳 | 日本百名山 山梨百名山 | 2,967 | 24 |
利用される主な登山口(トイレ、水場、バス停有無など)
利用される主な登山口を以下に紹介します。登山の旅は、まず足を踏み入れるその一歩から始まります。これらの登山口は、美しい景色、多様なルート、そして自然との一体感を提供してくれる特別な場所となるでしょう。
※ 登山口をクリックするとアクセス方法が分かります。
登山口 | トイレ | 水場 | バス停 | 標高/m |
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北沢峠 | あり | あり | あり | 2,032 |
アクセス(鉄道・バス)
山小屋、登山口へのアクセス方法をご紹介します。現時点では、主に関東地域からのアクセスが主要となります。鉄道とバスを利用する場合、季節や時間帯によって所要時間に変動があるので、事前にチェックが必要です。鉄道を使う場合、特定の駅を起点に、山小屋や登山道の最寄りの駅へのルートが一般的です。電車のタイムテーブルを参考にして、適切な時間に出発しましょう。一方、バスを利用する際は冬季に注意が必要です。寒さや積雪のため、バスの運行が中断されることがあります。冬の訪問を予定している方は、バスのスケジュール確認や代替交通手段の検討が重要です。安全な訪問のため、事前の情報収集と計画をしっかりと行いましょう。
※ 鉄道の運行日と時刻は公式サイトなどで必ず確認してください。紹介されている情報は一例に過ぎません。
JR新宿駅からJR岡谷駅へ |
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出発 | 新宿 |
約140分 | JR特急あずさ 松本行 時刻表(2024/05/21) |
到着 | 岡谷 |
JR新宿駅からJR岡谷駅まで「特急あずさ」を利用します。 ※ 岡谷駅に止まらない列車もありますので、ご注意ください。 |
JR岡谷駅から北沢峠へ | |
出発 | 岡谷 |
約60分 | 飯田線 豊橋方面 時刻表(2024/05/21) |
バス乗換 | 伊那市(伊那バスターミナル) ※ 新宿からの高速バスもあります。 ※ 仙流荘まで直通のモーニングジオライナーもあります。 |
約25分 | 高遠線 高遠高校行 時刻表(2024/05/21) |
タクシー乗換 | 高遠バス停 |
約20分 | タクシー 伊那・つばめタクシー ※ 循環バス(長谷循環バス)はあるが、本数が少ない。 |
バス乗換 | 仙流荘(戸台パーク) |
約55分 | 南アルプスクイーンライン 北沢峠行 時刻表(2024/05/21) ★2024年(令和6年)の運行予定 ●4月25日から6月14日まで 戸台口から歌宿まで運行 ●6月15日から11月15日まで 戸台口から北沢峠まで運行 ※ピーク時は非常に混雑するため、注意が必要です。 |
到着 | 北沢峠 |
JR岡谷駅から伊那市駅までは飯田線、伊那市駅から高遠までまでは高遠線のバスを利用します。高遠からはバスかタクシーで仙流荘へ向かいます。仙流荘からバスで北沢峠へ向かいます。北沢峠から各山小屋までは徒歩になります。 ※ 7/15日以降は茅野駅から仙流荘まで直通の南アルプスジオライナーが利用可能です。 広河原 ⇔ 北沢峠 の山梨県側(甲府駅)からのルートは令和元年の台風19号の影響により運行(通行含む)を休止しています。 登山レポ1(北沢峠→甲斐駒ヶ岳)※ 2024年度もNGです。山道に重機が入れない状態のため、工事そのものが始まっていないようです(復旧の目処はたってない)。 登山レポ2(北沢峠→仙丈ヶ岳) |
周辺の山小屋情報(2024年版)
周辺に点在する山小屋の情報です。これらの山小屋は、登山の疲れを癒やし、次の日の挑戦に備える場所として、登山家にとって欠かせない存在です。ここでは、それぞれの山小屋が持つ独自の魅力や、提供されるサービス、そして宿泊の詳細について情報を共有します。
山小屋(五十音順) | 予約開始 | 営業状況 | 営業開始 | 営業終了 | 1泊2食/円 | 1泊素泊まり/円 |
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馬の背ヒュッテ | 24/4/9(火) | 冬季休業 | 24/7/1(月) | 24/10/15(火) | 12,000 | 9,000 |
大平山荘 | 予約 | 冬季休業 | 24/7/ | 24/10/ | - | 7,500 |
こもれび山荘 | 24/3/20(水) | 営業中 | 24/4/25(木) | 24/10/ | 12,000 | 7,500 |
仙丈小屋 | 予約 | 冬季休業 | 24/6/中 | 24/10/ | 13,000 | 10,000 |
仙水小屋 | 予約 | 冬季休業 | 24/6/ | 24/10/後 | 8,000 | 6,000 |
仙流荘 | 予約 | 営業中 | 24/4/12(金) | 24/12/1(日) | 14,310 | 7,700 |
周辺ギャラリー
山小屋の周辺には魅力的なスポットがたくさん広がっており、これらを写真と共に紹介します。山小屋周辺において、訪れる価値のある場所や活動を紹介し、山岳体験を提供できればと考えます。山小屋からの景観、周辺の山々、キャンプ場、近くを流れる沢や池、美味しい食事など、山の魅力を満喫するための情報を掲載しています。
新緑の息吹が心地よい季節、北沢峠は登山者の期待と活気で満ちています。甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳への冒険が始まるこの地点には、緑深い木々が訪れる人々を静かに迎えています。山小屋の落ち着いた雰囲気と、準備を進めるハイカーの動きが織り成す賑わいが、これから始まるトレッキングへの期待を高めます。地図を広げ、ルートを確認する姿や、靴紐をきゅっと締める手つきからは、山へのリスペクトと自然との一体感を求める心が伝わってきます。これから登る山々の壮大さを胸に、小さな一歩が大きな旅へと繋がっていくのですね。
霧に包まれた朝、長衛小屋のテント場はカラフルなテントで彩られています。広々としたこの場所は、多くの登山客を迎え入れるには十分な広さを持ち、定員オーバーの心配を払拭してくれます。緑の木々がほんのりと霧に煙る中、テントからテントへと活気のある声が響き渡ります。何色ものテントが点在する光景は、まるで山のフェスティバルのよう。登山客の一日はここから始まり、またここで一日が終わりを告げます。雲の上の暮らしに一晩でも浸れる幸せを噛みしめつつ、自然の中での共同生活は、また新たな出会いや思い出を紡いでいくのですね。
緑のカーテンをわずかに控えめにして、甲斐駒ヶ岳がその姿を見せるのはまるで、大自然が演出する一幕のようです。長衛小屋のテント場から眺めるその景色は、まさに登山前夜にふさわしい舞台設定。木々の間から垣間見える岳の頂は、明日の登山への期待感をぐんと高めます。テントに包まれながらも、心はもう既に山頂を目指している。そんなわくわくを胸に、夜空の星を数えながら眠りにつくのも、登山の醍醐味の一つですね。明日の冒険への思いを馳せつつ、今宵は自然の中でのひとときを満喫しましょう。
沢のせせらぎが耳に心地良く、テント場の下流はひっそりとした静けさが漂います。この辺りは人の気配が少なく、周囲の自然との距離がぐっと近く感じられるスポットです。テントを張るのにも一苦労かもしれませんが、その分だけ自然と対話できる時間が深まります。木々が生い茂り、水の流れる音だけが時間の経過を教えてくれる、そんな場所はまるで秘境のよう。ここでは、ただひたすらに自然の中に溶け込み、山の息吹を肌で感じることができます。日常の喧騒を忘れさせてくれるこの静寂は、登山の醍醐味の一つでしょう。
山の朝は、どこか神聖な始まりを感じさせるものです。長衛小屋から望む朝焼けは、新たな一日の幕開けを告げ、今日一日が登山にとって最高の日となる予感を漂わせています。山々のシルエットを柔らかな光が縁取り、まるで天空の扉が開かれる瞬間のよう。そんな風景に出会えるのは、早起きした登山者だけの特権です。この光景を目の前にすれば、身も心も引き締まる思い。今日を最高の日にするために、山が私たちにエネルギーを分けてくれているようですね。さあ、リュックを背負って、この絶景を背に歩を進めましょう。
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