長野県松本市安曇、標高1,550メートルの地に佇む「嘉門次小屋」。明治13年の歴史を刻むこの小屋は、日本近代登山の父、W・ウエストン夫妻の山案内人、上條嘉門次にゆかりのある場所です。河童橋からわずか1時間で、明神池のほど近くにあり、自然を存分に感じられるロケーションが魅力です。
小屋の前を流れる清らかな小川にはイワナが泳ぎ、夜には満点の星空が広がります。和室4部屋のほっこりする宿で、最大30名までの宿泊が可能。2011年に新しくなった檜の香り豊かな浴室で、登山の疲れを癒やせます。
そして、何と言ってもこの小屋の自慢は食事。囲炉裏でじっくりと焼き上げるイワナの塩焼きは絶品。他にも手作りひじき煮やスクランブルエッグなど、心も体も満たされるメニューが揃っています。宿泊者でなくても楽しめるイワナ塩焼き定食や燻製もお試しを。
さらに、売店ではイワナの燻製やオリジナル手ぬぐいが人気。ここでしか手に入らない記念品もチェックしてみてください。
嘉門次小屋は、自然と歴史、そして美味しいものが詰まった、まさに山の楽園。次の登山の際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
基本情報(2023年冬季)
2023年の情報を掲載しており、営業スケジュール、宿泊料金、キャンプ場の有無、標高、連絡先などが含まれています。この記事は最新情報を提供するよう努力していますが、内容が変更されることも考えられます。山に行く前には、必ず山小屋の公式ウェブサイトで最新の情報を確認することを強く推奨します。
山小屋 | 営業状況 | 営業開始 | 営業終了 | 1泊2食/円 | 1泊素泊まり/円 | テント泊/円/1人 | 収容人数 | 個室 | 乾燥室 | 更衣室 | 自炊室 | テント場 | 幕営数(最大) | お風呂 | 電話番号1 | 電話番号2 | 標高/m | 備考 | 山域 | 公式URL | テント場予約 | 水場 | 外トイレ | 電波 |
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嘉門次小屋 | 冬季休業 | 23/4/26(水) | 23/11/15(水) | 9,000~ | 電話確認 | - | 30 | あり | なし | なし | 屋外 | なし | - | あり | 0263-95-2418 | 0263-87-5653(冬季) | 1,550 | 上高地 | https://www.kamikochi.or.jp/facilities/kamonjigoya/ | - | 確認中 | あり | 確認中 |
- 宿泊は原則要予約です。
- 個室の場合、個室料金が別途必要になる場合があります。
- 宿泊プランが複数あるケースでは、低価格の料金プランの金額を記載しています。
- 飲水は宿泊者無料です。
- 詳細は公式URLをご確認ください。
- 山小屋の一覧はこちらです。
- 自炊は屋外で可能ですが、お湯を沸かす程度となります。
- 個室は2名以上のみで可能ですが、混雑時は相部屋になる可能性があります。
アクセス(鉄道・バス)
山小屋へのアクセス方法をご紹介します。現時点では、主に関東地域からのアクセスが主要となります。アクセスには主に鉄道とバスを使いますが、季節や時間帯によって所要時間に変動があるので、事前にチェックが必要です。鉄道を使う場合、関東からは特定の駅を起点に、山小屋最寄りの駅へのルートが一般的です。電車のタイムテーブルを参考にして、適切な時間に出発しましょう。一方、バスを利用する際は冬季に注意が必要です。寒さや積雪のため、バスの運行が中断されることがあります。冬の訪問を予定している方は、バスのスケジュール確認や代替交通手段の検討が重要です。安全な訪問のため、事前の情報収集と計画をしっかりと行いましょう。
※ 鉄道の運行日と時刻は公式サイトなどで必ず確認してください。紹介されている情報は一例に過ぎません。
JR新宿からJR松本駅へ | |
出発 | 新宿 |
約160分 | JR特急あずさ 松本行 時刻表(2023/12/08) |
到着 | 松本 |
JR新宿駅からJR松本駅まで「特急あずさ」を利用します。 |
JR松本駅から上高地へ | |
出発 | 松本 |
約30分 | 上高地線 新島々行 時刻表(2023/12/08) |
バス乗換 | 新島々 |
約150分 | アルピコ交通 上高地バスターミナル行 時刻表(2023/12/08) ※ 2023年は4月17日(月)~11月15日(水)までの運行です。 |
到着 | 上高地バスターミナル |
JR松本駅から新島々までは上高地線、新島々から上高地までまでアルピコ交通バスを利用します。上高地から各山小屋までは徒歩になります。 登山レポ1(上高地→槍沢→槍ヶ岳) 登山レポ2(上高地→涸沢→穂高岳) |
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